Dual AIO Gaming PC in Xbox 360 Part2 : Modified Xbox 360 to gaming PC


再びXbox 360に手を加えます!

こちらもどうぞご覧ください!


1.概要
先にご紹介したXbox 360ですが、CPU温度が若干高いようでした。
そこで、今回、改めてH2O 920を組み込みさらにラジエターを大型化しました。
併せて、グラフィックボード簡易水冷取り付けの方法を、電池ばねを用いた方法に変更します。結果は、920の水温制御は良好!また、電池ばね方式は試験調整を不要とすることができました。

2.ビルド概要
◆ビルドのコンセプト
 こだわりのポイントを列挙します

 ①ボディのしなやかな曲線は維持する→背面の穴あけは最小限
 ②外部電源は避ける→電源内蔵
 ③ゲームが出来る最小限の性能と静粛性を持つ
  →実は当初空冷でビルドしましたが、あまりの煩さに簡易水冷化した経緯があります。

おもなスペック
 ◆Rayzen 3 3300X
 ◆B550i AORUS + DDR4 16G
 ◆Radeon RX6400(ロープロファイルモデル)
 ◆FlexATX電源300W
 ◆Dual水冷仕様(H2O 920+Asetec gen4)

◆Xbox 360シャーシの加工
ましま様の動画を拝見し

ハンドニブラーで加工します。これなら、工作技術のない たぬ にもできます。


背面は、Flex ATX電源のコンセント周りを開けます。併せて固定用ねじ穴も
また、各種ケーブルを出すための穴を拡張しておきます。


上面は、空気を通すダクトを兼ねますので思い切って切り開けました。なお、側面から簡易水冷パイプをいれるため、横側は一部完全に切断しています。


◆簡易水冷のカスタム
1つのラジエターで、2つの簡易水冷を持つ系を作成、水漏れの有無を確認します。
なんか、変ですね(笑)

Xbox 360のHDD上部に、ファンとラジエターを固定します宇。なお、HDD内部は無線LANアンテナを内蔵するとともに、空冷ファンのダクトとしても使用します。

出来上がったカスタム簡易水冷です、



◆RX6400への簡易水冷ヘッド取り付け

ロープロファイル版のRX6400です。
裏側のねじ穴付近は念のため絶縁のために紙テープを貼っておきます。
タイラップに電池ねじを入れ込み、ねじ穴に通します。
そのあとの作業はこんな感じです。


これで、簡易水冷ヘッドとグラフィックボードが2重に電池ばねに挟まれます!


◆全体の組み立て
Xbox 360のプラ筐体の中にあるシャーシに、部品を組み込みます。

ITXマザー:
 ねじ穴に「プラねじ」を固定。「プラねじ」の下に両面テープをつけシャーシに固定
 します。狙いは固定とショート防止です。
PCI-Eライザー:
 ITXマザー固定時にマザー裏側を通してPCI-Eライザーを通します。たまたま家にあった
 27cmのものがぴったりでした!
Flex ATX電源:
 一番左にFlex ATX電源をシャーシとの間に熱伝導ゲルを少々挟み込み、シャーシ背面に
 ねじ固定
これを、プラの筐体にセットします。


そして、グラボ→CPUクーラーの順で組み込み
完全に蓋をする前に、動作確認(必要に応じて試験調整)を行います。
いつもなら、この時に、グラボの簡易水冷ヘッドの微調整をするのですが、今回は不要でした!!電池ばね最高!筐体をとりつけ完成!

後ろの曲線は確保されています!

こちらからも、なかなかです

ラジエターは前傾になっていますが、デザインってことで!





3.性能

◆アイドリング時
アイドリング時は40度前後と良好な結果。


  水温も41度

◆FF15ベンチでの状況

  結果はこんな感じです。

ベンチ時の温度はGPU61度、Hotspot66度、CPU70度でした。
ちなみに、GPU温度とHotspot温度差は極めて小さく(ふつうは16度くらい)驚きました。


水温は49度になっています。もう少しファンの設定を追い込んでゆく必要があるかもです。



◆グラフィックボード簡易水冷取り付けの方法の効果

今回、グラフィックボード簡易水冷取り付けの方法を、電池ばねを用いた方法に変更しています。その結果、試験調整全くなしで、できてしまいました!

電池ばねは最強です。

ちなみに、従来は、仮固定した状態で、ベンチマークを走らせながら微妙な位置調整を行い、位置が確定したら、タイラップやスペーサーで固定なのです。これが時間がかかります。


4.まとめ

いかがでしたでしょうか?

ラジエターが少し前屈みになっていますが、戦闘帽を深く被っているようでカッコいいとします!本当は、パイプの長さの設定ミスですが(笑)



かっこいいでしょ??

かっこいいでしょう?

920への取り換えも正解だったと思います。また簡易水冷をGPUへ固定する方法を確立できたと思います。

最後まで見てきただきありがとうございました。


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